初めての猫。

初めての場所に固まっている子猫 飼い主の話。

メインクーンって何?ジャガイモ?大型猫って怖くない?

「猫を飼いたい」と両親に言っては「余裕がない。あなたの世話で精一杯よ!」と言われて育った子供時代。金魚と文鳥しか飼ったことがなかった私は実家を出て(大人になっても相変わらず親は猫を飼うことに賛成してくれません)猫を飼う勇気などありませんでした。

犬派(大型犬好き)の旦那(当時は婚約者)からの「大型猫、メインクーンなら飼ってもいい」という提案に「猫に種類ってあるの?おっきい猫って怖くない??」なんて困惑したもです。

YouTubeチャンネルでメインクーンを見て「おおきかろうと猫は猫。猫ならなんでも大丈夫!!」と浮足だったあの日はほんの4年前のこと。

でも実際にペットショップを見てみるとメインクーンなんていません。ネットで調べてみると30万とか!?
ちょっともう野良猫でいいやん。。。
と思いつつ、いつか出会うその子に心を夢をはせていったん心の中で保留に。

そんなある日。旦那(当時はまだ婚約者でしたが)からラインに送られて来たURLをクリックすると、なんと8万円の子猫の姿。しかも隣の県。車で行ける距離。

「この子なら買える。」拍車をかけてきた旦那。

正直メインクーンかどうかなんてどうでもよかったので旦那が納得してるならこの機を逃がすわけにはいかない!!即、翌日に予約をして片道3時間半かけて会いに行きました。

おっとりした男の子

ブリーダーさんのお宅にお邪魔するとリビングルームに通され、3匹の兄弟猫を見せてくれました。

キャリーを開けると同時に飛び出してきたのが女の子。もう2匹はなかなかキャリーから出てこない男の子。
ぽわんとした印象のサビ柄のその子はとてもきれいな顔立ちをしていて、耳の毛がとっても長くて・・・見とれていると、ゆっくりと部屋の中を歩きだしました。まだおもちゃにも興味を示さず何が何だかよくわからない様子です。

突如、隣の部屋から敗れた障子の間をとびぬけて大きな猫が現れました。サビ柄のぼんやりした男の子はあっという間にその大きな猫に捕まえられて連れていかれそうに・・・
ブリーダーさんは慌てた様子もなく、はいはいといった様子で大猫の口から子猫を奪って私の膝の上に。

全く逃げる様子もないその子はこちらをみて「みゃぁ」といったような。(←記憶が盛られてるかも)

「この子にします。」

当時、「子猫は生後49日(現在は60日)後までは母猫と一緒でないとならない」という決まりがあり、また2週間後にお迎えに来ることになりました。1年以上後、この49日と60日の差を思い知ることとなります。

子猫を迎える準備

猫を飼うってどうすればいいのかな??

二人で毎日動画や本などを見ながら準備をしました。

  • 危ないからキッチンには入れないように。
  • ケージは大きさより高さのある3段のものがいいらしい。
  • キャットタワーもあったほうがいいね。メインクーンだから大きくなるはずなのでそれ用のにしよう!
  • おもちゃはたくさん。
  • ケーブルコードは子猫が噛んでしまうと感電の恐れがある。

そんな対策を練って柵を作ったり、キャットタワーやケージを買って組み立てたり。コードもカバーでぐるぐると対策をしました。

わくわくと不安とドキドキと。そんな2週間が過ぎ、ついにお迎えの日。

ケージの2階に登れない??

2週間で驚くぐらい大きくなったサビ猫。

名前は「はっさく」にしました。

旦那さんが昔飼っていた大型犬の名前が「めろん」だったので果物の名前にしたかったのと、彼がみかんが好きだったから。(犬をあきらめ猫にしてくれた彼に敬意を払いました)後に知ったのですが、ペットに食べ物の名前をつけると幸せになると言われているそうです。

はっさくは用意したキャリーに入ると3時間半の道のりをほとんど寝て過ごしていました。たまに目を開けてこちらに「ニャー」と鳴いてくる姿は天使そのもの。何度も何度もキャリーの中を覗きながら家路を急ぎました。

家に着くと早速探検、そして私たちにくっついてくるはっさく。

メロメロになった我々でしたが、寝るときだけはケージに入ってもらうことに。押しつぶしてしまいそうで怖かったからです。

そんな生活が始まってすぐ、
はっさくが全くキャットタワーにも登らないしケージの1階より上にも行かない、
何ならおもちゃにすら興味を示さないことに気が付きました。

当時は「子猫ってやんちゃなんじゃないの??ちょっと聞いてた話と全然違うじゃん??」と困惑したものでした。

つづく。

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